特定非営利活動法人福島ライフエイド(NPO法人ふくしまらいふえいど)は3.11を原因とする県外生活者、そして地域住民のニーズに応える復興支援活動を行う団体です。















 生まれ故郷のルワンダから福島へ来て19年間になるカンベンガ・マリールイズさん。戦争で傷付いたルワンダの子どもたちのために、NPO法人ルワンダの教育を考える会で精力的な活動を12年間続けています。震災後、避難所や仮設住宅で子どもたちのための保護キャンプを実施して、ルワンダと福島の復興活動に尽力するカンベンガ・マリールイズさんにお話をお聞きしました。

ルワンダから第二の故郷福島へ
 1990年からのルワンダ紛争を経て、1994年に発生したルワンダ虐殺と呼ばれる歴史的事件を私は故郷で体験しました。幸い国外へ脱出することができ、ここ福島が第二の故郷となった訳です。現在のルワンダの様子を知っている方はなかなかおられないと思います。もちろん未だ教育や一次産業等への手厚い支援は必要ではありますが、広い意味で復興へ向かいつつあるのではないかと私は感じています。ここ福島で震災を経験し、第二の故郷が復興する様を目のあたりにしていることを考えると感慨深いものを感じます。

寄り添う気持ちで
 私はルワンダ紛争という辛く悲しい体験を経て、命の尊さと平和の大切さを身を以て学びました。戦争で心身ともに傷ついたルワンダの子どもたちが夢を取り戻せるよう、義兄とともにルワンダのキガリと云う場所に幼稚園と小学校を建設し、その維持費をご理解いただいた皆さんから寄付をしていただくために、日本全国で講演活動やルワンダの一次産業製品の販売等を行っています。  もちろん県外での活動の際には福島の現状もお話をさせていただきます。残念なことに福島から遠方になればなるほど、福島の現状に対して誤解や明らかに誤った認識をお持ちの方が多いように思います。私たちは福島で生活しています。県外での生活を選択した方もいらっしゃいます。良い悪いという問題ではなくて、それぞれが元気にそこで暮らせることが何よりも大事なことですから、寄り添うような気持ちで応援してくださいとどの講演会でもお話をします。

ルワンダと福島の復興
 私には夢があります。福島のおいしい果物をルワンダをとおして国際的に紹介したいのです。福島産のリンゴや苺等をドライフルーツとして加工し、放射性物質の含有量をきちんと検査した上で、風評被害を理解してもらうこともかねて、一年に一度のルワンダの国際博覧会で展示したいと考えています。ルワンダは一次産業は盛んですが、例えば果物をドライフルーツにすると云った二次産業の加工技術がありません。そこで日本の加工技術をルワンダに伝授して、ルワンダのマンゴーやグァバのドライフルーツを日本で販売することができれば、日本とルワンダの農業の振興に繋がり、また販売益の一部は両国の子どもたちの教育に役立てたいのです。私は漢字が読めませんから、一緒に夢を叶えていただける日本人の同志がいてくれたらなと思います。


■プロフィール
カンベンガ・マリールイズ
1965年ルワンダ人である父親の赴任先であるコンゴ民主共和国(旧ザイール)に生まれる。1993年に技術研修生として来日して福島へ。帰国後すぐの1994年4月内戦勃発、必死の逃亡を経て隣国コンゴ民主共和国から日本へ。「ルワンダの教育を考える会」を立ち上げ、キガリ市での学校の建設に尽力するとともに、命の尊さ、教育の大切さを訴える講演活動で日本全国を駆け回る。


『写真で見る、ルワンダってどんなところ?』
NPO法人ルワンダの教育を考える会が携わった、ルワンダのウムチョムィーザ学園の様子を始めとするルワンダの様子を写真展で紹介。
■日時:平成25年1月4日(金)〜9日(水)午前10時から午後5時まで
■料金:無料
■場所:コラッセふくしま1階アトリウム(福島市三河南町1-20)
■お問い合わせ:NPO法人ルワンダの教育を考える会事務局
Tel:024-533-8289 携帯:090-2026-7779(担当:マリールイズ)


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